9、SDGsビジネスの経済効果


「ビジネスと持続可能な開発委員会」は、特に4つの分野においてビジネスチャンスがあるとされています。

1、食料と農場

バリューチェーンにおける食料浪費の削減

森林生態系サービス

低所得食糧市場

消費者の食品廃棄物の削減

製品の再調整

大規模農場におけるテクノロジー

ダイエタリースイッチ

持続可能な水産養殖

小規模農場におけるテクノロジー

小規模灌漑(かんがい)

劣化した土地の復元

包装廃棄物の削減

酪農の促進

都市農業

 

2、都市

手ごろな価格の住宅

エネルギー効率(建物、電気およびハイブリッド車)

都市部の公共交通機関

カーシェアリング

道路安全装置

自律車両

ICE(内燃エンジン)車両の燃費

耐久性のある都市構築

地方自治体の水漏れ

文化観光

スマートメータ―

水と衛生設備

オフィス共有

木造建造物

耐久性のあるモジュール式建物

 

3、エネルギーと材料

サーキュラーモデル(自動車)

再生可能エネルギーの拡大

循環モデル(装置)

循環モデル(エレクトロニクス)

エネルギー効率(非エネルギー集約型産業)

エネルギー保存システム

資源回復

最終用途スチール効率

エネルギー効率(エネルギー集約型産業)

炭素捕捉および格納

エネルギーアクセス

環境にやさしい化学物質

添加剤製造

抽出物現地調達

共有インフラ

鉱山復旧

 

4、健康と福祉

リスク・プーリング

遠隔患者モニタリング

遠隔治療、最先端ゲノミクス

業務サービス

偽造医薬品の検知

たばこ管理

体重管理プログラム

改善された疾病管理

電子医療カルテ

改善された母体・子どもの健康

健康管理トレーニング

低コスト手術

 

中でも、2030年における市場機会の価値が上がると思われるものは、以下の通りです。

 

・モビリティシステム…自動走行の自動車などの開発。

・新しい医療ソリューション…医療分野にIT技術を導入。

・エネルギー効率…環境に対する負荷を少なくするエネルギー効率の改善。

 

 

 

※「ビジネスと持続可能な開発委員会」…グローバルかつ地域的な経済問題に取り組むために、政治、経済、学術など、各分野における指導者層の交流促進を目的とした非営利団体の「世界経済フォーラム」の諮問機関。