北海道・東北

日本の北部にあたるため、とくに北海道の冬は長くて寒く、夏は他の地方と比べて涼しい気候です。広い土地での農業や、牛やぶたなどを育てる畜産業が盛んです。

 

季節風の影響で、東と西では大きく変わる

日本海側(西)では、冬は雪が多いですが、太平洋側では、冬も晴れが多いです。中央の盆地も晴れが多めです。

 

地形を生かした農業や漁業

大きな川によってできた平野や盆地で、米や野菜、フルーツが作られるようになりました。

まわりを山に囲まれている「盆地」では、フルーツ作りが盛んです。また、港としてめぐまれた地形のため、漁業も盛んです。

 

リアス海岸

ノコギリのようにギザギザに入り組んだ海岸を「リアス海岸」といいます。岸の近くでも水深が深く、大きな船が入れる港になります。波がおだやかで、養殖漁業が行われます。

 

太平洋からの季節風、冷たい風の「やませ」北からが吹く

東北地方の太平洋側では、夏に冷たく湿った風の「やませ」が吹くことがあります。この風が吹くと気温が下がり、米などの作物がうまく育たない「冷害」になってしまいます。

 

知っておきたいポイント

 

〈米や野菜などの農作物がたくさん〉

北海道には作られる量が全国1位の作物がたくさんあり、東北は多くの米を作っています。長い研究によって寒くても育つ種類が作られました。(品種改良)

米は暖かい土地の植物ですが、寒くても育つよう、改良されました。

 

〈寒くてもできる酪農も盛ん〉

品種改良が進むまでは、寒くてもできる「畜産業」が多く行われていました。今でも乳牛を育てる「酪農」、肉牛の生産も北海道や岩手で盛んです。人より牛のほうが多い場所も。

 

〈海流がぶつかって魚がたくさん捕れる〉

北からの冷たい海流と南からの暖かい海流がぶつかる「潮目」にて、プランクトンが集まるため、それを食べにくる魚が捕れます。東北地方がちょうど潮目になっています。

〈人が少なくなって暮らしが大変〉

北海道や東北地方では、若い人たちを中心により便利な都会に移り住む人が多くなりました。そのため、住む人が少なくなり、さまざまな問題を引き起こしています。(過疎問題)

 不便な田舎を離れる人が増え、人の数は減っていきました。きつい農業や漁業の仕事はしたくない人が増えたのも理由のひとつです。特に若い人たちが減ってお年寄りばかりの町や村が増えていきました。

 元々、雪国ではみんなで雪かきを行うなど助け合って生活してきました。若い人が減り、全体の人の数が減るとそれも難しくなり、過疎問題が進んでいきました。

 産業や資源がなくなることで、人が離れていくこともあります。例えば、北海道の夕張市は、石炭がとれた炭鉱の町でしたが、炭鉱が閉じられてしまい、お金や仕事がなくなり、町が破綻してしまいました。