目標2、飢餓をゼロに

飢餓や栄養不良をなくすには、持続可能な農業を促進し、農業生産性の改善が必要です。

 

  飢餓の原因

   途上国の飢餓の原因の一つが「森林伐採」です。

    森林伐採、農地開拓→環境破壊、土地が痩せる→

気候変動と災害→災害多発で飢餓が発生

   過去20年間で世界の栄養不良の人の割合はほぼ半減したが、今でも日常的に空腹を

抱えている人は約8億人いるといわれています。

解決のためには、持続可能な農業の促進、食料流通網の整備、公正な貿易ルールなど

が欠かせないそうです。

 

  持続可能な農業とは

   ①進んだ農業技術などを用いて、持続可能な食料生産・流通の仕組みを広める必要が

あります。

   ②安定的に食料を消費者に供給するためには、物流網の整備や処理加工の技術が

重要です。

 

  六次産業化

   農業者が、農畜産物の生産だけでなく、食品加工(二次産業)、流通・販売

(三次産業)にも取り組み、それによって農業を活性化させ、農村の経済を豊かにして

いくことです。

①適正価格で取引②収入が安定し技術も高まる③加工・流通にも工夫

④投資により環境も整う⑤生産品の質が向上①適正価格で取引


アイデア1〈テーブル・フォー・ツー〉

「テーブル・フォー・ツー」は、の取り組みは、「食べられない人」と「食べ過ぎている人」の両社が食べ物を分けあうことができれば、どちらも不健康な状態から解消されるという発想からきています。

この活動に参加する飲食店や企業の社員食堂などで食事をすると、その代金から20円が途上国に寄付されます。

20円は、アフリカの学校給食の1食分。自分が食事を1食とるだけで、自動的に途上国の子どもに給食を1食ごちそうできるということです。

対象となるメニューはカロリー控えめのヘルシーなもの。自分も途上国の子どもも、一緒に健康になれます。


アイデア2〈学校給食プロジェクト〉

食品企業の「ベトナム味の素」は、ベトナムで栄養バランスの良い学校給食を普及させる取り組みをしています。

ホーチミンで栄養バランスのとれた給食のメニューブックを作成し学校で配布、食育の教材作成もサポートし、その後、ダナン、ハノイなどに対象を広げていきました。

これは慈善事業ではなく、味の素社の調味料などを使ったメニューを通じて商品に親しんでもらい、未来の消費者獲得につなげようという狙いもあります。