関東

関東地方のほとんどは、日本一広い関東平野が占めています。

川が多く、南から流れこむ黒潮の影響で全体的にあたたかく、住みやすい気候です。首都の東京をはじめ、多くの人が住む大都市がたくさんあります。

 

土地の高さで農業が違う

関東平野には「台地」と「低地」があり、盛んな農業が違います。人が住みやすい土地は、植物も育ちやすいですが、川が多く低地では洪水も多かったようです。冬でも暖かい三浦半島や房総半島は野菜や花づくりが特に盛んです。

「台地」少し高い場所をいいます。野菜などを作る畑作が中心です。

「低地」低い場所をいいます。米を作る稲作が中心です。

 

山から吹き下ろす「からっ風」

北部の山沿いを中心に、冬は山から冷たく乾いた風「からっ風」や、「○○おろし」とも呼ばれます。特に群馬県の「赤城おろし」が有名です。

 

海側では漁業や工業も盛ん

東京湾や太平洋での漁業が盛んで、船で原料やできたものを運べるので、海の近くは工業も盛ん。多くの工場が集まる工業地帯が広がっています。

 

埋め立てだらけの東京湾 

 

東京湾は工場や人が住む場所などにするために、埋め立てが広く行われています。そのため、自然のままの海岸線はほとんどありません。

 

知っておきたいポイント

 

〈規模が大きい重工業が発展〉

海沿いを中心に、鉄鋼や自動車、機械など、大きな工場で大きなものをたくさん作る重工業が盛んです。近年は高速道路の発達から、内陸部にもたくさん工場ができています。土地が広く、交通が便利な場所に工業が栄えています。

 

〈食べる人が近くに多いから近郊農業も盛ん〉

傷んだり腐ったりしやすい野菜や花を早く届けられるように、大都市の近くで育てる農業を「近郊農業」といいます。関東地方は大都市が多いため、特に盛んです。近いためすぐ届けられる、という理由で、卵なども多く作られています。

 

〈太平洋と東京湾は魚がたくさん〉

太平洋は黒潮の流れにのって、多くの魚が集まります。また、東京湾は多くの川が流れ込むので、栄養がたっぷりあり、プランクトンが多くなるため、たくさんの魚が取れます。東京湾で取れた魚で作る「江戸前寿司」が有名です。

 

〈都市グループが東京を囲む〉

関東地方の県庁所在地は、横浜市、さいたま市、千葉市の第一グループと、前橋市、宇都宮市、水戸市の第二グループが、それぞれの首都の東京から同じくらいの距離にあることがわかります。東京が中心になり、産業やビジネス、人などが集まり、東京を中心にそれぞれの都市に行き来しやすいように東京から同じくらい離れた場所に都市グループができています。