日本の都道府県

日本には、海や山や川によってつくられた様々な地形があります。そして雨、風、雪などの様々な気候があります。長い歴史の中で、日本人はその土地の気候や地形に合わせて暮らしてきました。

北海道、本州、四国、九州の4つの島を中心に、たくさんの島からできている島国です。これらの島は、火山の爆発や地震、地面をゆっくりと動くプレートなどによってつくられました。そのため、日本は山が多いのが特徴です。そして、山から流れる川によって平たい土地がつくられ、そこへ人が集まり、農業が発展しました。それぞれの土地でその土地に合った文化が生まれ、暮らしが営まれてきました。

    季節風 … 夏は太平洋側から、冬は日本海側からふく風。海でたくさん水分をふくみ、山にぶつかり、多くの雨や雪を降らせる。

 

    海流 … 日本のまわりには大きく4つの海流(海の流れ)、「リマン海流」「千島海流(親潮)」「対馬海流」「日本海流(黒潮)」がある。北からは海流は冷たく、南からは海流は暖かく、陸地の気候に影響をする。

 

    山地 … 日本の陸地のほとんどを山地が占めている。木がたくさんあるため、林業が発展。山が多い土地を「山がちな地形」とも呼ぶ。

 

    山脈 … 山地の中でも特に山頂と山頂を結ぶ尾根の線が細長くつながり、連続しているところを呼ぶ。

 

    盆地 … 山に囲まれた平地を呼ぶ。晴れの多さと大きな気温差を生かしてフルーツづくりが盛ん。

 

    扇状地 … 山地から平地に流れ出る川によって運ばれてきた、土や砂が積もってできた土地を呼ぶ。山のふもとや盆地にも多く見られる地形。

 

    台地 … まわりの低い土地と比べ、台のように一段高く盛り上がっている平らな土地を呼ぶ。お茶づくりや畜産業が発展することが多い。

 

    平野 … 大きな川を中心に広がる海沿いの平地を呼ぶ。農業がしやすく住みやすいため、町ができやすく、工業や商業も発達する。

 

    三角州 … 海にそそぐ大きな川の流れで運ばれてきた土や砂が、海の手前で積もってできる、平たくて平らな地形。農業や工業などの産業が発展するが、水害が起こりやすい地形でもある。

 

都道府県ごとにおもしろい違いや特徴が生まれています。その土地のことが深くわかるように、ご紹介します。

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