・古くから続く都、ローマ　…　古代からローマ帝国の都として栄えていた。2000年も前の建物が今も残り、「遺跡の中に都市がある」といわれるほど。ローマ市内にはバチカン市国という世界一小さな国がある。バチカンはキリスト教のカトリック信者にとってもっとも大切な場所。カトリックの代表をつとめるローマ法王が住んでいる。

・南北に細長い土地　…　北部は工業と酪農が盛ん。自動車や機械などが多くつくられている。ファッション産業も盛んで、世界的なブランドが多くある。ウシを育てる酪農も盛んで、バターやクリームが料理によく使われている。南部は農業が盛ん。小麦をはじめ、オリーブやトマトなどの作物が育てられ、ピザやパスタの材料になる。ブドウの栽培も盛んで、イタリアワインは世界中で人気。シチリア島ではオリーブのほか、オレンジやレモンなどの柑橘類も育てられている。

・ヨーロッパ文明がはじまった国　…　ギリシャには5000年も前から文明があったとされている。ここからヨーロッパの歴史が始まった。

・オリンピックもはじまった　…　オリンピックのもとはギリシャ神話の神さまにささげる祭りであったとされている。オリンピックの聖火は、ギリシャのオリンピアで灯されている。

・政治の仕組みもはじまった　…　市民の投票によってリーダーを決める民主主義もはじまった。これは今の多くの国で使われている政治である。

・青と白の街並みが人気　…　地中海にあるサントリーニ島では白い壁の家が並び、太陽の光をはね返して涼しく過ごすため、また美しい景色を守るため、白い壁にするルールがある。窓枠や扉は鮮やかな青。