8、SDGsビジネス


SDGsに取り組む意義

SDGsは、大きなビジネスチャンスを見込めるメリットがたくさんあります。

SDGsは世界を豊かにすることを目指すものなので、SDGsに関連したビジネスを行う企業は社会から大きな支持を得られます。

海外進出したり、海外の企業と取引するうえでSDGsに取り組むと自社や製品への理解が高まりやすくなります。

反対に、環境問題や社会問題に配慮していないと、消費者から支持を得られなくなる企業もあります。

 

企業イメージの向上

SDGsに取り組むことで新たな価値を創造、他社との差別化ができたり、ステークホルダーによいイメージを与えることができます。

※ステークホルダー…株主、取引先、消費者、従業員、地域社会、金融機関、行政、メディアなど。

 

新たな事業機会

SDGsへの取り組みを機に、今まで関わりがなかった地域やNPOなどとかかわりができ、新たな事業機会を創出できます。

 

生存戦略

世界的にSDGsに取り組む企業が増えている現在、SDGsへの取り組みがビジネスにおける取引条件になる可能性があります。

 

信頼獲得

 

SDGsに取り組むと、社会の課題に対応することになり、地域社会や国際社会での信頼獲得につながります。

ステークホルダーとSDGs

SDGsに取り組んだ企業は、そうした情報を発信し、「ステークホルダー」に知らせる必要があります。

 

主な発信方法

1、経営戦略、中長期戦略…自社が進む方向性にSDGsをリンクさせる。

2、商品、サービス…商品やサービスはSDGsに貢献させる。

3、プロモーション、キャンペーン…SDGsへの関与を促すプロモーションを行う。

4、各種認証ラベル…「国際フェアトレード認証ラベル」など、認証ラベルを活用する。

 

発信後のステークホルダーの反応

・投資家、株主…企業に資金を提供する投資家、株主はSDGsへの取り組みを重視する。

・顧客、消費者…環境問題やジェンダー平等などの社会問題への意識が高まっているため、

消費者はSDGsに取り組んでいる会社の商品を選ぶ。

・政府、自治体、NPO…SDGsに取り組んでいる企業のほうが、協働、連携をしやすくなる。

 

・従業員…自分の勤めている会社がSDGsに取り組んでいると、従業員は会社に対して誇りを持つようになる。