異物混入に対する現状③

 

食品における異物とは、本来その食品(製品)に入っていてはいけない物の事を指します。

異物混入事故は主に下記の様な物が製品に入った時に発生します。

鉱物性の異物(石・ガラス・金属片・プラスチック片等)

植物性の異物(非食用の種子・わら・もみ殻・包装紙片・糸くず等)

動物性の異物(寄生虫の卵・昆虫やダニおよびその卵・サナギ・幼虫・髪の毛またはその他の人毛)

これらの異物は、原料そのものや生産過程・生産現場において発生し混入してきます。

次項でそれぞれの対策を検討したいと思います。

 


フードセーフティーとフードディフェンス

 

上げさせていただいた事例は、同じ異物混入事故でもタイプが異なります。

食品業界ではフードセーフティー・フードディフェンスと分けて対策を講じています。

フードセーフティーは‟食品への意図的ではない異物混入を防止する取組”で、HACCPやISO22000を導入し対策を講じている企業が多いです。

フードディフェンスは‟食品への意図的な異物混入を防止する取組”で、中国の冷凍餃子事件をきっかけに必要性が論じられ、多くの食品メーカーが取り組み始めましたが、絶対的な対策は無いように思われます。


異物混入に対する現状②

 

国民生活センターの調べによると、2013年に食料品の相談件数が急激に増加したそうです。

この年は冷凍食品の農薬混入事件があり、その相談件数が増加の原因と言われています。

この事件は数ある異物混入でも特異で、原因が従業員の悪戯だった事から、多くの食品会社が再発防止策の検討・取組に頭を悩ませました。


異物混入に対する現状①

 

近年、食品会社で異物混入事故がニュースで取り上げられる様になり、私共製造者は、異物混入対策の強化に迫られています。

各社、様々な対策を取っていても、ニュースから消えることがありません。

以前は、異物混入を発見した消費者が保健所や食品メーカーのお客様相談窓口に連絡していたのが、SNS等でニュースサイトに転載され多くの人の目に晒されるようになり、異物混入クレームの発信力が増大しているように思われます。外食産業でも同様の傾向があり、売り上げに大きく影響しています。

 


菌とウイルスの違い

細菌とウイルスを同じ物と考えている人は結構いるようです。

細菌もウイルスも、人に感染して困らせる、という点では同じですが、根本的に困らす目的が異なります。

細菌は、感染した生物から栄養をもらって増殖します。栄養があって一定の環境条件が揃えば増殖できるので、生物以外の物にも取り付いて腐らせます。

これに対し、ウイルスは生きている細胞にしか取り付きません。なぜなら、ウイルスは自力えることが出来ないので、感染した細胞を利用して増殖します。

ウイルスはその遺伝子を「DNA」あるいは「RNA」という形でたんぱく質の殻の中に保有して運搬し、特定の生物の細胞に入り込んで遺伝子を作らせます。

これが、いわゆる感染です。ウイルスが感染する細胞はウイルスの種類によって異なり、人や動物・植物・細菌のような単細胞生物に感染するものなど様々です。



細菌・ウイルスは大きさも全然違い、細菌は1マイクロメートル(1/1000mm)が用いられ、ブドウ球菌で0.81.0マイクロメートルです。

これに対し、ウイルスは1マイクロメートルの(1/1000㎛)のナノメートルの世界で、ノロウイルスの直系で30ナノメートルだそうです。

感染症に対する基本的な予防策は、まず清潔を保つことのほか、免疫力を低下させないことが大切です。

から施行できる予防策、手洗い・うがいを習慣しましょう。