栄養素の種類と働き

糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル(無機質)を、「五大栄養素」といいます。

このほかに、生きてゆくためには水と酸素も必要です。

栄養素の定義からみると、水は栄養素といえますが、栄養素には含めない場合もあります。

また、食物繊維は栄養素に含まれませんが、重要な働きがあります。

栄養素の働きは、大きく分けると次の3つです。

熱量素…エネルギー源となる。主に、糖質・脂質。

構成素…体の構成成分となる。主に、脂質・たんぱく質・ミネラル。水も重要な構成成分である。

調節素…体の機能を調整する。主に、たんぱく質・ミネラル・ビタミン。

また、栄養素の中には、人の体内で合成できないか、合成できても必要な量には足りないため、食事で摂らなければならないものがあります。

これらを「必須栄養素」と呼び、ビタミン13種とミネラル16種があります。


食品の機能

食品に含まれるのは、体を作り活動のエネルギー源となる栄養素だけではありません。

神経系、免疫系、内分泌系、循環系、消化系などを中心に体の調子をととのえる機能に大きな影響を与える成分も含まれます。

こうした、食品が生体に与える効果を「食品の機能」と呼び、次の3つに分けられています。

 

一次機能…栄養機能(生命の維持機能、五大栄養素の働きを指す。)

二次機能…感覚機能(味覚嗅覚応答機能。)

三次機能…生体調節機能(体の調子をととのえて健康状態を良くする機能。)


『栄養』という語の正しい理解のために

一般用語として、「栄養がいい」、「この食べ物は栄養がある」などということがあります。

これらは、学問的にいうと、前者は「栄養素が十分にとれている状態」をいい、

後者は「この食べ物には必要な栄養素が十分に含まれているということ」になります。

食物の中に含まれているのは「栄養」ではなく、あくまでも「栄養素」であることを知っておきましょう。