明石鉄工所の挑戦


農産品のペースト加工への活用

弊社は創業以来、水産練り製品加工業者、いわゆる蒲鉾(かまぼこ)などの製造業者向けの機械製造販売を行ってまいりました。

しかし、この業界の現状は主たる原料である魚肉スリミの価格高騰、食生活の変化に伴う消費の低迷などにより、生産者の数は年々減少しており、弊社にとっては新たな市場の開拓が近年の課題です。

その状況の中で、弊社の既存の機会を応用し、主にサツマイモや栗、カボチャなど農産品のペースト加工といった分野で一定の成果を挙げることができました。

 

この活動により、新たに農産品加工の事業者との取引が増え始め、その加工上の悩み、解決すべき課題などの相談を受けることも多くなり、いくつかの新たな取り組みを行っております。


ドライフルーツの乾燥工程の下処理用の大型加熱釜の製造

新たな取り組みのもう一例としては、ドライフルーツの加工業者様からドライフルーツの乾燥工程の下処理用の大型加熱釜の製造の依頼を受け、そちらについても、いくつかの納品実績を積むことができました。

 

それまでは、ドライフルーツの業界については無知でしたが、事業者様との会話の中からや、その後に弊社でおこなった調査から、かなりの伸び代が期待できる業界であることを確信いたしました。

数字の上では、この5年間で約650億円から約1000億円にまで市場規模が拡大しています。また、百貨店、量販店やコンビニエンスストアでは実際に商品の陳列が増えていることも実感しています。

 

ドライフルーツは、規格外品、いわゆるB品といわれるものの有効な活用が今後の日本の農業従事者の所得向上において大きなウエイトを持っていると考えております。

今まではB品の主な用途はジュースやジャムでしたが、ドライフルーツ化は大きなメリットのある方法です。

従来はドライフルーツはそのほとんどが輸入品でしたが、残留農薬等の不安感などから割高でも国産品への待望論が高まってきています。


更なる挑戦へ

水産練り製品加工業者としてスタートした明石鐵工所は、今後も、時代の流れを逸早くとらえ、自らの技術を応用し、さまざまなニーズに応えるとともに、省エネルギー、日本の国産品の海外展開を推進していきます。

代表取締役 佐野耕生