国数 55
面積 2214万平方キロメートル
人口 7億4764万人(2020年)
世界一大きなユーラシア大陸の、およそ半分がヨーロッパです。ヨーロッパ人の文化を西洋文化といいますが、技術が高く便利なものが多いので、世界中の人が取り入れて広がっていきました。たくさんの戦争がおこりましたが、今では、協力し合ってひとつにまとまろうという動きが進んでいます。ヨーロッパではキリスト教を信じている人が多く、ここから多くの文化が生まれています。カトリック、正教会、プロテスタントなどの宗派があります。
・西ヨーロッパ … 植民地時代には、大西洋に面したこのエリアの国が世界にわたっていった。そのため、今でも経済が発展している国が多い。
・中央ヨーロッパ … 中央部にある、海に面していない内陸のエリア。アルプス山脈があり、古くから力をもった王や貴族がおさめていた。
・北ヨーロッパ … 海流や風の影響で、北部のわりには暖かい場所が多い。北極に近いエリアはとても寒く、氷で覆われている。
・東ヨーロッパ … ロシアの影響で受けている国が多い。スラブ人たちが多く住むエリアで、各国の言葉はとてもよく似ている。
・南ヨーロッパ … 地中海に面した、気候のいいエリア。農業が盛ん。ラテン人が多く、西アジアとは民族同士の対立もあった。
※ルーマニアやブルガリアを東ヨーロッパ、イギリスやバルト三国を北ヨーロッパ、ドイツやポーランドを中央ヨーロッパとすることも多い。
【EUとして】
ヨーロッパの国は、経済や家事で協力するために集まり、EUというグループをつくりました。EUのおかげでヨーロッパはひとつにまとまっているといえます。
・パスポートなしで人や物が自由に移動できる。
・イギリスはEUから抜けた。
・民族の対立による戦争を反省し、ちがう民族も進んで受け入れようと考える人や国が多い。このため、アジアやアフリカから多くの人が平和でゆたかな暮らしを求めヨーロッパに流れこんだが、仕事が足りなくなり、犯罪が増えるという新たな問題が起こっている。
・ロシアはEUに参加せず、「ユーラシア経済連合」というグループをつくって、5つの国が参加している。ロシアとEUの対立も深まっている。