正式名称 モンゴル国
首都 ウランバートル
面積 156万4100平方キロメートル(日本の約4倍)
人口 335万人(2020年)
主言語 モンゴル語
かつて世界の約半分を支配した、誇り高き遊牧民の国です。雨が少ないため、国のほとんどが草原で、南部にはゴビ砂漠があります。北部はモミやマツなどのタイガが広がり、とても寒い気候です。昔からのくらしを続ける遊牧民が残る一方で、遊牧をやめて都会でくらしはじめる人も増えています。
・とても寒い国 … 内陸でとても高い場所にあり、1月は平均気温がマイナス20度以下になる。9月ごろから雪が降る。
・面積当たりの人口が世界一少ない国 … 国土は日本の約4倍あるが、人の数はとても少ない。面積あたりの人の数が世界一少ない国として知られている。全人口の1割ほどが今も遊牧生活を送っていてかわれている動物の数は人の20倍以上。
・遊牧民の服、デール … 普段はデールという丈の長い上着を着ている。馬にまたがりやすい形。
・モンゴル相撲 … 日本の相撲界では多くのモンゴル人が活躍している。日本で「モンゴル相撲」と呼ばれる「ブフ」という格闘技があり、とても人気。
・赤と白のモンゴル料理 … 遊牧民は住む場所と同じように食べ物も季節によって変えている。冬は羊を中心とした肉料理(赤)。羊の肉を塩ゆでにした「チャンサン・マハ」。夏は動物のミルクを使った料理(白)がメイン。ごはんにミルクをかけたおじやのような「スーテイ・ボダー」。
・テント暮らしも近代化 … 遊牧民たちの家は、持ち運びできるテントのような建物で「ゲル」や「パオ」と呼ばれる。最近では、ソーラーパネルやアンテナが取り付けられ、テントの中でテレビも見られる。移動生活のため、携帯電話をほとんどの人が持っている。移動しない生活をする遊牧民も増え、首都にはテントで暮らす地区がある。
・馬に乗って学校へ … 今でも移動しながら生活する遊牧民の子どもたちは、学校に通うのもひと苦労。町にある学校まで何キロメートルも歩いて通う子や、馬に乗って通う子、月曜に登校したら金曜まで帰れない子もいる。毎日通うことが難しい子は寮がある学校へ行くことも。